本土ヒラタ交雑について

本土ヒラタ交雑について、新たに気付いた事?を下記します。

まず顎先について



どこにでも居るような本土ヒラタです。
顎先は↓に適当に書いた左のタイプになります。


本土ヒラタについてはこのタイプか、対馬ヒラタ
に似たタイプの2通りが存在すると思います。

一方右のタイプは東南アジア(南国)に生息するヒラタに多く見られる顎先になります。
現ギネス含め、オークションに出品されている特大血統ヒラタに見られる?特徴でもあります。
わかりにくく言えば、顎先が

こうなるはずが、


こんな感じに捻れ、内側の突起が斜め上を向いています。

また、なんでこんな事に気が付かなかったのか
と思う点を下記します。






共通点は何でしょうか?

よく考えたら本土ヒラタにはほぼ出ない特徴です。
(100%ではないが)

答えは↓


です。
本土ヒラタは内歯にめり込んだ位置や、内歯真横にハッキリ鋸歯は現れません。
東南アジア(南国)のヒラタに多く見られる特徴です。
現れたとしても、確率的には1%未満と思われます。

がしかし、現ギネスや前ギネスの画像を見て頂きたい。
また、個人ブログやショップの同血統の画像を見て頂きたい。
かなりの確率でこの位置にハッキリ鋸歯が現れている。
これは個体差というレベルを遥かに超えているのではないか?

色々調べてみると、簡単に70ミリを超えて最大80ミリ程度に達する血統にもこの特徴が現れるようです??
(幼虫体重が菌糸で軽く25g超えるような血統。複数ありますが)

オイシイ話には裏がある

のかもしれませんね。
その内オークションにバンバン出るでしょうから
この特徴要注目です。

特定の大型血統には面白い位東南アジアヒラタの特徴が現れているはずです。


あと個人的な意見としては、

「脚の棘」「頭楯」

この2つで交雑を見分けるのは難しいと思います。
理由は個体によってバラつく為です。
有ったり無かったり、凹んでたりくっついてたり。
(↑交雑の場合でも、という意味です)

それに比べ、顎先や内歯近くの鋸歯については
かなり強く特徴として現れます。

と説明してもアレでしょうから、実際に自分の目で見てみるべきです。

普通の本土ヒラタを見たい場合、Yahooの画像検索で本土ヒラタ等と入力すれば数多く表示されます。(交雑個体なんかも表示されますが)
また、虫吉さんのホームページは画像が多数あり参考になるかと思います。

次に
Yahoo画像検索に
本土ヒラタギネス
有田産ヒラタ
和歌山ギネス血統
本土ヒラタ大型血統

等と入力すると、その関係の
特大個体の画像がチラホラ出てくるはずです。

顎先や内歯付近の鋸歯を見てみてください。
ほぼその特徴が現れます。


あ、↑に書いた事は大型血統として出回っている
一部のものについての気付き、意見です。


他の管理ミス等で発生した交雑個体全てに当てはまる訳ではないので勘違いされないように!
対馬ヒラタと本土ヒラタ交雑させても↑のような特徴は一切出ません。


交雑特徴追加

内歯位置が通常よりも上にあり、○で囲んだラインが
ハッキリ見えているような本土ヒラタは交雑と思います。
まずこのラインはサキシマヒラタ、トクノシマヒラタ、アマミヒラタ等南方のヒラタにしか現れないはずです。
(九州一部を除く)
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No title

初コメ失礼します。

本土ヒラタが馬鹿でかくなっていることや、どうも疑惑があることは知っていましたが、このような点には全然気づけませんでした。
後ろ足のトゲ以外でも見分ける際のポイントになりそうです。
勉強になりました。

No title

詳しい解説、ありがとうございます。
そのような点で区別できるんですね。
関東産を自己採集したら、良く見てみます。
それではまた。

No title

山口クワガタ侍様

初めましてKU~Uと申します。
私も、本土ヒラタのブリーダーです。参考になる投稿、待っておりました。
ここまでズバッと言っていただくと納得と同時に現ギネスの違和感が
ますます確信になっていきます。
和歌山ギネス血統をブリードしている方、そんなに簡単に25g以上が
バンバン出ないし、顎しっかり見てよって言いたい。
これからも、真の本土ヒラタの情報発信よろしくお願いします!

コメントありがとうございます。

たむ様

初めまして。初コメありがとうございます。
よくよく見てみると、あ!っという発見でした。
特に内歯付近の鋸歯は一番目印になります。
怪しい大型血統に限って高確率で発生しています。
Yahooの画像検索等で見比べてみると、
あっ!
大発見ですよ。

関東…

サタン様
コメントありがとうございます。
見比べるのであれば、Yahooの画像検索等が参考に
なりますよ!
関東…東京?のトトロの森?という場所は
オオクワが居ると聞いた事があります。
関東の本土ヒラタよく観察されてみてください!

初コメント失礼します。

初めまして。くわがたケイスケと申します。
いつも楽しくブログを拝見しております。

僕も長年本土ヒラタを自己採集個体から累代していますが、簡単に70mmオーバーする血統には疑問を抱いていました。
とはいえ我が家の本土ヒラタも今回の記事を参考にしてチェックしてみようと思います。

コメントありがとうございます。

KU~U様

初めまして。初コメントありがとうございます。
よくよく見てみると発見出来た特徴でもありますが、
かなり参考になると思いますよ。
なんせ出現確率が半端ではありません。
和歌山ギネスについては誰でも75以上が簡単に出るという
イメージがあります。
幼虫体重も30を楽に超えるみたいですし。
ただ、見た目が日本ではないです。
明確な違いがあるのに、本土ヒラタだと言い張る人が居るのが
残念でなりません。それを販売するショップも。
疑問に思ったり、気付いてくれる人が増える事を願います。



コメントありがとうございます。

くわがたケイスケ様

初めまして。初コメントありがとうございます。
最近ブログの記事が手抜き過ぎてすみません。

九州、四国、中国地方の本土ヒラタだと、70ミリの難易度は
そこまで高くはないと思います。
が、30g近い幼虫はかなり難易度は高いと感じます。
それが簡単に出る、しかも外産に似ているので疑問に思うのが
普通ですかね。
本土ヒラタ是非観察されてみてください!

No title

この個体を見るとベトナムヒラタ系にそっくりなハサミの形をしています。
本当にヒラタ好きなら違和感ありすぎですよね。
何とかならないですかね。

なるほど~

参考になる記事有難うございました。
純粋な交じりっけなしの本土ヒラタを、
どう見分けるか・・・
と言うか、もはや放虫がない場所からのWDしか、
信頼できないのか~(泣)

わぁお!!

マジですか!?
大発見じゃないですか!!
知らない事が多すぎるぅ~(笑)

確かに

三兄弟様
コメントありがとうございます。
確かに、ベトナムヒラタそっくりですね。
特徴をよく理解している人ならすぐに分かりますよね。
グレーゾーンというか、ブラックな虫を堂々と販売
できる気が知れません。

中々…

かっき様
コメントありがとうございます。
福岡だと、北九州一部あたりはどうも危険ですね。
交雑の場合は簡単にでかくなったり、形状が明らかに
異なったりと結構分かりやすいと思いますよ!
外産ヒラタ格安で販売されてるので、今後が怖いですね…

発見ですね!

うなぎ様
コメントありがとうございます。
確かに大発見?ですね!
見分けるにはかなり参考になる特徴と思います。
色々な本土ヒラタ見ましたが、このタイプは
普通出ないのは間違いないはずです。

No title

とっても勉強になる記事でした。たしかに侍さまのおっしゃる通りだと思います。
鋸の根元の歯形はたしかに違和感を感じておりましたが、納得です。自分もいろいろとしっかり観察していこうと思います。

No title

esuraita様
コメントありがとうございます。
他者や自分がブリードしたヒラタを見たら良くわかりますよね。
あの位置には鋸歯がハッキリ出ない事が。
75ミリを超える散歩道様のヒラタも同様に鋸歯は出てないので、
この特徴はサイズに左右されないのは確認済みです。
観察は大事ですね!

こんにちは

顎先については真っ先に分かりやすすぎる代表例でダイオウが浮かびました。
ヒラタについては全体の画像を見るよりも
拡大して頭部のみの画像にした方が違和感が見つけやすいですね。

南方系でも、ベトナムとかインドかな~とか。
流石にマレー以南やフィリピンは無いような。

静岡や愛知のヒラタは鋸歯の発達が弱いような印象があります。
特に内歯付近の鋸歯の発達はしないか弱いかですね。
ブリード品は温度によって変わるかもしれないですが……

幼虫の状態でも違和感が見つかるかもしれないですね。

No title

こんばんは。

今、愛媛産 本土ヒラタクワガタの75.5mmと79.6mmを出品中です。
この個体は、貴殿のいう交雑の特徴は出ていますか?

和歌山・有田のギネス血統(のみ)に交雑の疑いがあるということでしょうか?
ご意見をいただけたらと思います。

大きさだけで交雑を疑う方もいらっしゃるようですが、情熱・信念をもって飼育すれば、野外ギネスを超えることは難しくはないと考えます。

愛媛ヒラタの血統を飼育始めた時は、小さな個体ばかりでした。累代を止めようと思ったこともあります。でも自己採集・ブリードに拘り、やっとここまでやってきたのに、”これは交雑だ!”と言われるのは(今のところ愛媛産に関しては貴殿は交雑云々は言われていないと思いますが)相当なショック・憤りがあります。
このため、貴殿の目で写真を確認してほしいということです。

確かに

庚午 虫蔵様
コメントありがとうございます。
ダイオウは代表みたいなものですね!あの太さ独特な形状…
一番分かりやすいのは実物を入手、ブリードする事ですかね。
写真だけでは判断出来ない特徴も分かるかもしれませんし。

幼虫に関しては全く同感です!絶対何かが違うはずです。
鋸歯に関しては、産地問わず内歯すぐ近くはハッキリと現れないと考えてます。
ただ、奇形とか極端な個体差としては絶対出ないとは
言えないですね…

わざわざありがとうございます。

ヒラタブリーダー様
出品ご連絡ありがとうございます。
早速画像拝見させて頂きましたが、
顎先と頭楯については該当する特徴が出ているように
見えました。
(脚の棘は確認できませんでした)
ただ、写真の撮り方(頭が下を向いている)、画質にも左右されますので、
絶対オカシイと断言は出来ません。実物を見ると普通なのかもしれませんし。
因みに、昨年出品されていた一部個体は内歯横に鋸歯があったように見えました。
また、昨年実際に愛媛ヒラタを落札された方に話を聞けたのですが、
写真では本土ヒラタに見えるが、実物を手に取って見ると
本土ヒラタには見えなかった。他の本土ヒラタが冬眠する中
ゼリーを食べていた(生態が異なる)との情報がありました。
落札された方の中に疑問を感じている人が居るのは確かなようです。

しかし
「情熱・信念をもって飼育すれば、野外ギネスを超えることは難しくはないと考えます。 」
このヒラタブリーダー様の意見には同感です。
産地にもより、時間が掛かるかもしれませんが抜けない事は無い
と思います。

個人的な意見としては、愛媛産大型血統に対して交雑なのでは
ないか、という疑念は正直あります。
しかし、ヒラタブリーダー様の今までの努力を一方的に
否定したくはありません。
なので、実際に自分でブリードして自分の目で確かめるのが
一番良いのではと考えています。
(しかしながらオークションで高額落札する資金は無いです)


また、もし可能であれば80ミリの詳細写真と、ノギスを当てた写真を是非拝見したいです。
誰も見たことがない?ので気になる人は居るかと思います。

話題になってましたよ~

いい記事ですね~。僕の周りでも話題になってましたよ。採集してると尚、クワガタ侍さんの言ってることがすごく当てはまりますね~。オークションやブログとか見てると最近は80mmとか出る本土ヒラタが色々な産地で出てるみたいですが、みんな似たり寄ったりの仰るような特徴が見られます。
ほんとに本土ヒラタが好きで、昔から見てればわかる気もするんだけどな・・・って最近は傍観してます。ブリードだけでも30g超えたら、まず怪しいと思うんですがね。

コメントありがとうございます!

くわがた散歩道様
コメントありがとうございます。
話題になってたんですか!?ビックリです!
よく見てる人ならすぐ分かるとおもうのですが、カッコいいとか
迫力がある、とかで納得してしまう人が居るのが残念です。
確かに大型血統?には共通している特徴があるように思います。
顎先とか、本土ヒラタあんなにゴツくならないですよね。
菌糸で30gオーバーはちょっと想像できませんね…
自分に技量が無いだけかもしれませんが…

No title

とってもいい記事ですね!僕も偉そうなことは言えませんが、中部、関西圏や関東圏の本土ヒラタ飼ってて65mmいくのもヒーヒーいってるのに、技術と血統のみでスタイルのいい(大顎の発達の良い)ヒラタが出るのには普通「??」が付くのが当然かと思うのですが…(^^;;
亜種間交雑を形態のみで100%断言するのは出来ないとは思っていますが、ほぼクロと判断できるくらいにはなると思っています。偉そうなことを言いますが、見極められない人にはたくさんのクワガタを見て、その感性を磨いてほしいと考えています(^^;;
何にせよ、こちらの点も一つの目安として見ていきたいと思います!

No title

⇧すみません、訂正です。
選抜育種、努力、技術の向上によりクワガタをでかくすることはきっと出来るとは思っています。wf1などの累代が浅い時点で上記のようなクワガタがでたら疑うのが普通、だと思っています笑。

No title

しん様
コメントありがとうございます。
そうですよね~血統という所ばかりに注目せずに、形や特徴
をよく見て欲しいですね。
因みに中国、四国、九州のヒラタであれば?WF1でもうまくいけば70
狙えると思います。やはり関西から関東あたりだと条件かなり
変わるんですかね。

血統とかで本当にそんなに格差あるのか!?アベレージアホみたいに上がるのか?
と疑問に思う時はありますね(;つД`)
金と場所確保して毎年1000頭ヒラタブリードとかやってみたいです!

こんにちは。
今回の内容はとても勉強になりました。
いつも感覚的、はたまた経験的に純粋か交雑かを見分け?ていたのですが、このように事例を交えて記載されていると腑に落ちるものがあります。
ギネスや血統云々にケチをつけるような身分ではありませんが、やはり交雑を純粋と偽ることは人に対してではなく自然に対して“詐欺”を行っていることと同意義だと思いますので、各ブリーダーが知識を蓄え意識高く、広い視野を持つことが大切だなと改めて実感しました。

責任

ゆすけ様
コメントありがとうございます。
言葉で説明してもイマイチ伝わらないので、具体的に
説明してみました。
鋸歯についてはかなり参考になるかと思います。
個人で楽しむなら問題無いと思いますが、大型血統として
売買されるのは非常に問題と思います。
偽物が本物としてまかり通っている事についても
強い憤りを感じます。販売するからには責任を負わなければなりません。
ビークワギネスに応募する機会があれば、今回の件含め編集者の方には
連絡しようと考えています。
プロフィール

クワガタ侍

Author:クワガタ侍
山口県に生息しています。
国産クワガタ、特に地元のクワガタに思い入れがあり、特大サイズを目指しブリードしています。
生体販売、発酵マット販売もしています。

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